10 March 2010

糸的な風景

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夏頃に予定している企画の準備のため、香川県・丸亀に来ています。

今日は丸亀でこの冬、一番寒い日だったらしく、本当に滅多に降らない雪までうすく積もっていた。せっかく南下してきたのに。

今回は企画のために、ひとりのアーティストを巡る旅なのだけれど、そのひとが生まれた土地に自らの身を浸すことで、人ひとりの人生の尊さについてふと想いを馳せる。

明らかな他者として、ひとつの人生に「こんにちは」をしてみると、そこで見えてくるなんでもない街の風景(夜に見た高架下にある駐輪場の闇の深さとか)もすべて意味をもっていて、その人自身にまっすぐ伸びているように感じる。その細部の膨大な蓄積、その全てを宿してその人は生きていて、そのひとつひとつのモノとコトをつなげる無数の糸によってつくられる、とても頑丈な網(ネット)。あー、そうかー、自分も網つくってんなーっ/て、そこらじゅうにある糸の先っぽをグイグイ引っ張りたい気分。というか、もう気付いた時にはそれは既に自分とつながっている。つながってしまっている。そしていつしか、ひとの網とたくさんの糸を共有している。生身のつながりってこういうことなのかな、と。

そんな網に絡みとられながら、明日はたっぷりと作業をします。

せめても晴れておくれよ、丸亀。

<失われた温室から引き揚げられてきた、たくさんの洋蘭。彼らもまさかの雪に少々困惑気味>

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4 March 2010

faifaiがやってくる!ヤァヤァヤァ

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いよいよ本日3月4日から

VACANTの2Fにて、faifaiの「Y時のはなし」の公演が始まります。

VACANT1Fの半分のスペースも使って、公演の前後にDJタイムがあったり物販があったりと

かなりのfaifaiワールドになっております。

まだチケットも残りがあるそうで、グイグイきている方は

faifaiフードの「春のちらしずし」でもとりあえず食べに来てみて下さい。

《1Fにぶら下がったこの装飾は、森羅万象を讃え、深淵なる惑星へのリスペクトを込めてつくられている、のでしょうか?会場デコレーションは『嫁入りランド』さんによるものです》

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そして、1F奥のスペースでは「おうむとそのたのまたたくま」の展示が始まります。

壁一面に貼られた写真には、どこにでもある、見たことのない風景が映っています。

一度は訪れたいフィンランドという土地からやって来た、彼女の最高のお土産です。

彼女と初めて会ったのは、去年の暮れ。

ロンドン時代の親友に紹介され、その場で展示の話が決まる。

「出会い」と「共同作業」が生まれる場所でありたいという

VACANTの願いみたいなものがまた結実した。

明日の19時にはオープニングに本人もやってきます。

そしてまた良い連鎖が生まれたらなぁ、と。

是非遊びに来て下さい。

喫煙室では映像作品が流れています。お見逃し無く!

《おうむがみなさまのお越しをお待ちしております》〜20日まで。

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3 March 2010

VACANT-ARCHIVE

VACANTでおこなわれた、過去のイベントが閲覧出来る

archive“コーナーがオープンしました!

現状ではまだ基本情報が載っているだけなんですが

少しずつ写真などもアップしていきます。

NO IDEA主催のイベントを中心に、過去まるまる全てではないんですが

約一年のVACANTの集積をこのアーカイブコーナーを通じて

みなさんと共有出来ればと思います。

どうぞよろしく!

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25 February 2010

Back Number of "NO IDEA" vol.1

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ふと思いついたので。

2年程前に、その当時「ヒッソリ」とオープンしていた”NO IDEA”のweb site

そして、そこに「ヒッソリ」と載せられていた、決して多くない数の文章

ここにまた載せることで、「なんか懐かしいな」って思ってくれる人が何人いるだろう

時をかける文章。

そんな軽やかなものでもありませんが。

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1:驢馬と犬

驢馬は家に居た。

ちょうど夕飯のために、筍のアク抜きをしていた。

今朝裏山に生えていた筍は、採るには少し早い気もしたが、衝動的に数本抜いてしまう。

「まったく。驢馬は我慢を知らない。」

すぐ後ろで、ほんのり色づき始めていたもみじがボヤいた。

犬は戸外で鳴いた。

驢馬は

「うるさい、黙ってくれ。タケが縮むぞ、タケが縮む。」

と台所から嘆いた。犬はなおも鳴き続けた。空の何処からか雨の雫が一滴、犬の鼻の頭に落ちた。犬は鳴くのをやめて、中庭からガラス戸を開けて入ってきた。

「大変なんだよ」

犬は安楽椅子に座り込んで、息を落ち着けてから、ゆっくりと言った。開け放たれたガラス戸からは、少し湿った風が流れ込んでくる。犬の鼻は、それでももう乾いていた。

驢馬は相変わらず台所に立ち、今度は鰹節で出汁をとっていた。鰹節は丁寧に漉され、溢れ出す黄金色の液体は、大きなガラスのボウルのなかで乱暴に波打った。犬はそのボウルを見つめながら、やはり落ち着かない様子で、驢馬の反応を待っていた。

犬は自らの平静を保つために、壁に掛かっていた踊り子が描かれた絵に視線を向けた。犬は突然、昔にどこかで読んだことのある詩を思い出した。『存在することの残酷さに向けて歩を進め 闇に巻かれて足並み乱せ 君は彼方で踊り狂う一組の、、』そこまで思い出したときに、机に置かれた二人分のプリンに気付いた。目の前には、スプーンを二つ持った驢馬が座っていた。

犬の話を聞いている間、驢馬は色とりどりの砂で出来た砂漠のことを考えていた。そこに住んでいる蠍は、太陽の日射しが砂の色を空中に飛散させて、月がそれを照らして星になっているんだと信じている。蠍は眠るとき、砂の中へ少し深く潜る。それは、眠っているあいだに、砂の色と一緒に空へ舞い上げられて、星になってしまわないようにだ。しかし、彼らは何十年か、何百年かごとに、空と地表はひっくり返って、空へ向かったものも、地表に残ったものも、またどちらか一所に集められるのだという共通感覚を持っていた。つまり、眠るときに深く潜るのは単なる慣習であって、彼らにとって砂も星もさして変わりはないのだ。ただ、その時がくれば星も、砂も、何もかもシャッフルされ、元に戻る。誰の了解も得ることなく、否応無しに全ては均一で、そこにある違いとは単に、上か下かの方向性のみであった。天と地を巡るその鈍重で堅牢なサイクルは、彼らの時間感覚を麻痺させ、身体感覚を摩耗させた。彼らはいつしか、自己防衛の為ではなく、その運命に抗うために自らの体の内に数滴の毒を持つようになった。

驢馬は言った。

「俺に一体何が出来る?」

犬は、口をパクパクさせながら少しの間考えてから、首をかしげながら

「正直、何か具体的な案があって来た訳じゃないんだ。これでも僕は2日間色々頭をひねってみたんだよ。少し落ち着かないと、そこにある事実さえ君に正確に伝えられないと思ってね。でもやっぱり僕一人じゃあ何も出来ない。君の助けが必要なんだ。」

驢馬は犬をじっと見つめた。そして、残っていたプリンの最後の一口をゆっくりと食べ終えてから、そばにあった受話器をとり、電話帳の17個目にある番号へ電話をかけた。

チックチックチック チックチックチック

驢馬は電話をとった相手に、早口で言った。

「山猫、こっちへ来てくれ。」

つづく

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A TUNA-GIRL

昨年から進めていた、ある構想のための素材が集まって来た。

ニューヨーク、ロンドン、アムステルダム、パリから届いた様々な印刷物。

いまやインターネットをつかって、誰でもどんな国に

名前も顔もわからない人の情報へ、アクセスが出来る。

でもそんな状況のせいで、”つながってしまっている孤独”に毒されているようで、なんだか居心地が悪い。

ポストへ投函された、異国からの郵便物を手にとり、

その重さ・かたちで、ときには匂いでその中身を推し量る。

確実に、その封筒のなかに凝縮されている、友人(の、その面影/想い)。

「断絶」されている実際的な距離を、その封筒がつなぎなおしてくれる。

つながることは、そんな簡単じゃない。そう思う。

そこには必ず溝があって、だからこそそこに、質量/温度のあるなにかが必要になってくる。

人と人だけではなくて、どんな生き物とだって、場所とだって

なにかとつながるには、そこに”つながることのできない孤独”があって。

一体印刷物の束でなにが出来るだろう?

でもその紙束を前にして、ワクワクする自分がいる。

これをお裾分け出来ないかな、という構想。

近日公開予定。

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24 February 2010

FAMOUS MAGAZINE!

蚤の市と同じ日に始まったVACANT1Fでの展示“NOBODY IS FAMOUS”、始まったばかりなんですが、もう今週の日曜日までです!いまや制作者本人でも、手元に一冊しか持っていなかった初期のオリジナルを、せっせとレプリカをつくって送ってくれました。

個人出版という表現方法が急激な盛りあがりをみせているこの時期に、フランス発、独自に進化を続けて来た1つの雑誌の歴史に触れてみて下さい。

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23 February 2010

ヘラジカ/終了

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先日の日曜日に行われた=原宿蚤の市=『年寄りのミラーの家の上に若いヘラジカ』。

驚く程多くの人に来て頂き、活気のあるおもしろいeventになりました。普段手に入らないモノがゴロゴロあったり。出店者とお客さんが一体となっていました。

出展者の方々、来てくださった方々、本当にありがとうございました。

みなさんにとって楽しい1日となって頂けたら嬉しく思います。

ヘラジカは今回で終わりではなく、また2回目も計画しております。(まだ日程は未定ですが、、。)夏までには開催するはずですので、今回来れなかった方々は是非次回をご期待ください!

また詳細がきまったらココからご連絡します。お楽しみに!

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20 February 2010

18:00~今夜は最後の『アル中でいいかな(仮)』

「ニュートーキョーコンテンポラリーズ3」の企画のひとつ、「コンテンポラリーカルチャーとのコラボレーション」として、無人島プロダクションと新しい交流の「場」を作るパーティー(という名のバー企画)を2月の週末3回に渡って開催してきました。
先週開催した「アル中でいいかな(仮) vol.2〜Chim↑Pom<鶴の恩返し>」では
ゲストホストにChim↑Pomを迎え、彼らによる特製料理が大盛況のうちに終了いたしま
した。ご来場いただきました皆様、どうもありがとうございました!

さて最終回とな今夜は、
ゲストホストが大森克己さん(写真家)と徐美姫さん(写真家)
そして料理をふるまってくださるのが、川内倫子さん(写真家)、と前谷有紀さん(デザ
イナー)という超豪華メンバー!
ぜひふるってご参加ください。みんなでいい酒を飲みましょう!

「アル中でいいかな(仮) Vol.3」
■開催日:2/20(土)
■時間:18:00〜
■会場:VACANT
■メニュー
・筑前煮
・野菜たくさんミートローフ
・自家製烏賊の塩辛柚子風味
・れんこんのきんぴらエスニック風
※大森スペシャルカクテルもご用意いたします!

3回限定でご提供している「Vacant×無人島オリジナルコラボ枡」も明日限りです!
また、「ニュートーキョーコンテンポラリーズ3」に協力いただいている「ボンベイ・
サファイア」様がこのイベントにも協力くださいました。
会場では「ボンベイ・サファイア」を使ったオリジナルカクテル「無人島ひとりぽっ
ち」をご用意しています。ぜひご賞味くださいませ!!

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14 February 2010

VACANTEEN 本日のメニュー

【ショクブツプレート】

12:00-15:00 ドリンクセット ¥1,300

15:00-18:00 ¥1,300

●鎌倉野菜サラダ

●フェンネルとブラックオリーブのパスタ入りトマトスープ

●とうもろこし入りモチモチ玄米

さらに下記の5種から3種選べます!

①きのことほうれん草のクリームコロッケ

②4種のにんじんと長ねぎのローズマリーグリル

③粒マスタード風味 ヴィーガンポテトサラダ

④手作りとうふ

⑤ふきのとうとブロッコリーのフリット

【フウケイプレート】

12:00-15:00 ドリンクセット ¥800

15:00-18:00 ¥800

●鎌倉野菜サラダ

●フェンネルとブラックオリーブのパスタ入りトマトスープ

●自家製ハーブブレッド

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ぜひぜひ食べに来てくださーい!

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12 February 2010

ひとりぽっち

先週の日曜日に「アル中でいいかな(仮)」Special Bar @VACANTが開店!

無人島プロダクションが第一回のゲストに選んだのは

VACANTでの展示を終えたばかりの花代さん。

荒技のYoutube VJはこの夜も炸裂。

そしてなによりこの日は

看板娘となった点子ちゃんがオリジナルカクテルで

老若男女を酔わせておりました。

一夜限りのSpecial Bar、あと2回あるので是非立ち寄ってみて下さい。

<このイベント用につくった特製枡!Barにて限定販売中>

<VJママに寄り添う点子。>

<来店していた来週のゲスト、Chim↑Pomのメンバー>

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ということで

Vol.2の今週はゲストホストにChim↑Pomを迎え、

「アル中でいいかな(仮) Vol.2~Chim↑Pom“鶴の恩返し”」を開催いたします。

Chim↑Pomによる特製料理を用意してみなさまのご来場をお待ちしております!

「アル中でいいかな(仮) Vol.2~Chim↑Pom“鶴の恩返し”」

■開催日:2/13(土)■時間:20:00~ ■会場:VACANT 1F

■メニュー <メイン料理>

・ハヤシカレー

・りゅうたんラーメン

・もっちゃんのもつ煮

上記には、「オカチョコ」が付きます。

<前菜>

・フヂッキーング~ローズマリー風

・ノダモッパイ

※料理の数には限りがあります。予めご了承ください。

また、「ニュートーキョーコンテンポラリーズ3」に協力いただいている

「ボンベイ・サファイア」様がこのイベントにも協力くださいました。

会場では「ボンベイ・サファイア」を使ったオリジナルカクテル「無人島ひとりぽっち」をご用意しています。ぜひご賞味くださいませ。

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